第一回ビットコインの仕組み(概要編)

ブログ何かこうか思いつかなかったので、今興味持っているブロックチェーンについて書いていこうかなって思います。

第一回はビットコインについてです!👏

ビットコインってなんか聞いたことあるよね

ビットコインっていう名前は多くの人が聞いたことがあると思います。去年すごく流行って、ニュースなんかでも頻繁に取り上げられましたね。いまでは、落ち着いてきたような感じはしますが、価格で見れば上がったり下がったり大忙しです。

仮想通貨関連で一番大きいニュースになったのは、コインチェックNEM流出騒動ですが、ビットコインNEMブロックチェーンと呼ばれる技術を使った仮想通貨の一種です。

ビットコインにはなぜ価値があるのか

ビットコインは2018年9月4日現在1BTCあたり80万円もの高値で取引されています。

仮想通貨という名の通りビットコインに実態は無く、単なるシステム上のデータに過ぎません。

それなのに何故このような価格が付けらているかというと、基本的にはビットコインの決済システムに対する信頼からです。

ビットコインは稼働開始から現在に至るまで、致命的なエラーや、悪質な攻撃によって崩壊することなく稼働し続けており、その信頼性は高く評価されています。

ビットコインに価値が付いている理由は、そこにあります。

今回はそのビットコインが一体どのようなシステムなのか、まずは電子マネーの例と比較しながら話していきたいと思います。

ビットコイン電子マネーの違い

ビットコインのようなブロックチェーンの大きな特徴というのは、中央集権機関がないことです。

ビットコインと違い、現在一般的に普及している電子マネーと呼ばれるものは、すべて電子マネーを提供している企業のサーバーで顧客の残高が管理されます。

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例えば、田中さんが1000円電子マネーにチャージしたとしましょう。

1000円チャージされたという情報は、企業のサーバーに送信されます。

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サーバーには顧客の残高の情報が入っているデータベースがあるので、その中から田中さんを探し出し、残高を1000円増やします。

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電子マネーの仕組みとしてはこれだけです。

支払いの場合はこの逆で残高を減らすだけです。

ただし、ビットコインの場合はこの場合の企業にあたる中央集権機関がありません。

つまり、運営機関がないということです。

ではどのようにして残高を管理するのでしょう。

運営機関がなくても動くよビットコイン

運営機関がないならどこに残高情報を記録するんだ、と思った方もいるでしょう。ビットコインビットコインを使いたい人によって建てられたサーバー同士がネットワークで接続されることにより、成り立っています。

じゃあ、誰が残高情報を管理するのかというと、基本的には全員です。

ビットコインに参加しているサーバー全員が残高データのコピーを共有します。

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常にみんなが同じかつ正しいデータを持っていれば、それを残高情報として処理が行えますよね。

ビットコインはこの残高情報を正しく、また皆が同じになるように同期をとるためのシステムです。

残高の変動があってもビットコインでは、それを正しく同期することができます。

例えば、サーバーAにおいて田中さんが50円使ってしまい、残高が50円減ったと分かったとき、

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その情報はネットワークを介して、全員に伝えられます。

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サーバーは田中さんの残高に変動があったことを聞くと、自分が持っている残高データベースを修正します。
こうして無事、田中さんの残高は250円から200円になりました。

ただし、これだけでは全く役に立たないシステムです。ビットコインではだれでもサーバーを立てることができます。その中には悪人がいるかもしれません。このままでは悪人は勝手に自分の残高を増やしたり、人の残高を奪ったりやりたい放題です。

もちろん、ビットコインではそのようなことはできないようになっています。

その辺の説明は長くなるのでまたの機会に……しておきます。

それでは、さよなら~

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